社交不安症とは
典型的には中学生頃から「会話が苦手になる」「人前での発表が苦痛になる」などの社交場面での困りごとを生じます。
社交場面の最中には、「相手に自分がどう見られているのか」と不安や恥ずかしさで頭がいっぱいになってしまいます。
あるいは、相手の表情を見ることを避ける、早口になる、会話の間を開けないようにする、早めに登校することによって教室に入室する際の同級生からの視線を浴びないようにするなどの対策を講じることで、自分の不安を下げようとする方もいます。
事前に一言一句暗記するまで何度もリハーサルをしてから会話や発表に臨もうとする方もいます。
社交場面が終わった後には「もっとこうするべきだった」と(反省ではなく)後悔を繰り返します。
こうした社交場面に対するご本人なりの対処方法は強い疲労感をもたらし、二次的に抑うつ症状を来すことがあります。
なお、当クリニックでは受付カウンターを高く設置することにより、待ち時間の間にできる限りスタッフと視線が合わないようにお待ちいただけるように配慮をしております。