こんな方はご相談ください
- 以前と比べて色々なことに興味が持てなくなった
- 気分が沈んでいる状態が続いている
- 集中力が明らかに落ちた
- 夜中に目が覚めてそのまま眠れない
- 食欲、体重が落ちた
- 自分を責めることが増えた
- 他人にどう思われているかを気にするようになった
このような状態が複数起きている場合には、うつ病の可能性があります。
当クリニックにご相談ください。
うつ病の治療
うつ病の標準的な治療は抗うつ薬による薬物療法です。
抗うつ薬には複数の種類があるため、症状の出方を見定めながら処方内容を検討していきます。
薬物療法に上乗せする治療では、認知行動療法という精神療法がうつ病に対して効果的です。
当クリニックでは、症状を安定させるために薬物療法を主体とした標準的な治療を開始することを推奨します。
診察の際には、お話を伺いながら症状の改善度合いを評価しつつ、必要に応じて認知行動療法などの精神療法の工夫を取り入れた診療を進めていきます。
他には、一旦休職をしてエネルギーをたくわえたり、職場復帰の前にリワークプログラムに通ってリハビリをしたりすることも大切です。
治療を行う上での注意点
中学生や高校生でうつ病の症状が出る場合には、うつ病以外の疾患をしっかりと見極めるべきです。
たとえば統合失調症は、
10代頃に
「勉強についていけなくなる、学校に行けなくなる」
「入浴、食事、外出が億劫になる」
というような一見するとうつ病のような症状から発症する場合があるため、しばしばうつ病と区別がつきにくいことが知られています。
また躁うつ病も発症の早い方は10代半ば頃からうつ病に似た症状が出てきます。しかし、統合失調症も躁うつ病も抗うつ薬を投与すると症状が改善しないばかりか悪化することすらあります。
このためうつ病の治療を始めた後にはこまめに外来に通いながら、症状の出方や改善具合を確認していくことが望ましいです。