認知症とは

認知症とは加齢に伴う病気の一つです。
最も多い認知症はアルツハイマー型認知症です。
どんな方でも年齢を重ねるにつれてもの忘れが生じます。
認知症のもの忘れの場合には、直近の出来事は忘れてしまうものの、過去の記憶は保たれていることが一般的です。
冷蔵庫に同じ食材が沢山並ぶようになったり(それらが賞味期限切れになることが増えます)、機械操作がわからなくなり「故障した」と家族に連絡をしたりすることが増えます。
レビー小体型認知症と言われる認知症では「幻視」の症状が目立ち、子どもや小動物が家の中にいるように見えたり、「座敷わらしがいる」「夢枕に人が立つ」(その人達は黙ったままのことが多いようです)と言ったりする方がいます。
認知症の診断と治療について
問診や認知機能検査、画像検査などにより総合的に判断をします。
脳構造および脳機能を調べるために頭部MRIなどの画像検査を行う場合があります(その際には地域の基幹総合病院への受診が必要になります)。
認知症の進行を遅らせると言われている飲み薬や、認知症に伴って起きる気分変動、幻覚や妄想などに対しての飲み薬を使用することが治療になります。
ご家族以外の方と過ごすことで脳に刺激を与えることも有効ですので、地域のデイサービスの利用も推奨されています。